2009年12月10日 17時54分
もう20年以上前の話ですが、千趣会(通販)の経営企画のメンバーと懇意でよく呑んでいました(仕事もしていましたよ)。そんなある日、彼らから返品の話を聞きました。「吉田さん、返品しやすい仕組みを作れば売上は自動的に上がるんです。そして、返品が増えるかというとそうでもないんです。」彼らの話を要約するとこういうことでした。
通販でモノを買う時に、消費者はサイズが合わなかったら...。色が気に入らなかったら...。思ったモノと違ったら...。と考えます。
この「...たら」が購買行動にブレーキをかけます。つまり、この「たら」を解決するのが返品システムです。「気に入らなければ返品して下さい。ややこしい手続きもいりません。着払いでさっさと返品して下さい。」そうすると、AIDMAのMからAへの確率をアップさせる。そんな話でした。
この話をある時思い出しました。なぜ、みんなが起業の一歩が踏み出せないのか?失敗が怖いから?
「失敗し・た・らどうしよう。」同じ「たら」です。
起業を返品する訳にはいきませんが、失敗のハードルを下げることはできるように思いました。失敗したらM&Aで売って、次の機会を狙えば?既に事業をしている企業を買って、初期投資を抑えてスタートしてみたら?これが中小企業のM&Aに興味を持つ最初です。確かに、2代目不足による事業継承のM&Aもありますが、僕には起業を増やす為のセーフティーネットとしてM&Aマーケットが成長すればと思っています。
起業支援と廃業支援は、表裏一体です。



