学生起業家選手権

学生起業家選手権

頂点を極めるファイナルステージ

2010年2月7日、東京都のシンボル"都庁"に隣接する東京都庁都民ホールにて、本年度から装いを新たに「平成21年度第8回 学生起業家選手権 決勝大会」が開催されました。昨年11月の締め切り時には、全国応募総数が230件と過去最大を記録し、書類審査、二次審査では30プランに絞り、その中からセミファイナルの三次審査で選ばれた10プランのファイナリストたちによる最後の決戦の場。寒さ厳しい2月の空に反して、都民ホールの熱気はこの日最高潮に達しました。決勝大会は最終審査まで勝ち残った10組のファイナリストによるビジネスプランのプレゼンテーションに加え、「学生起業家選手権」から起業された2名への司会者によるインタビューと、起業家スピリット満載のステージとなりました。学生らしいプランを表彰するこの選手権では、新規性やチャレンジ精神など7つの項目の中でも、「成長性」と「着眼点」に重きをおいて審査。次世代を担う若者らしく、グローバル性やテクノロジー性に富む無限の可能性を感じさせるプランが多数発表され、不況にあえぐ日本経済の未来に明るい日差しが差し込んできたことを確信させる大会となりました。

大会の様子

大会の様子

受賞者一覧

ファイナリスト10名によるプレゼンテーション

応募総数230件から選ばれた10組が当日、6分間のプレゼンテーションを実施。審査の後、 表彰は、優秀賞が3組、奨励賞が7組、さらに会場の観客の投票により選ばれるオーディエンス賞1組に対し行われ、優秀賞は賞状と賞金の50万円と盾、奨励賞には賞状と10万円が授与されました。さらに優秀賞には、平成22年度中に株式会社を都内に設置した場合は賞金50万円に加えて100万円を事業資金として提供されます。

大会の様子

大会の様子

大会の様子

大会の様子

大会の様子

大会の様子

審査員による講評&審査

株式会社プロノバ 代表取締役社長 岡島悦子氏
株式会社プロノバ 代表取締役社長 岡島悦子氏
学生の方々のベンチャースピリットがなくなってきている中でこのようにして形にしていくことは大変なことだと思います。全ての方を本当に応援したいと思いますので、ここに選ばれたことを誇りに思ってもらって頑張ってもらいたいです。
株式会社セプテーニ 代表取締役社長 佐藤 光紀氏
株式会社セプテーニ 代表取締役社長 佐藤 光紀氏
みなさん甲乙つけがたいビジネスプランを聞かせていただきました。今日のこの舞台でプレゼンした初心を忘れずにビジネスの世界へと羽ばたいてほしいです。おめでとうございます。
株式会社オーシャナイズ 代表取締役社長 菅澤 聡氏
株式会社オーシャナイズ 代表取締役社長 菅澤 聡氏
4年前に私はそちらの側にいました。今日みなさんが発表されたビジネスプランは、みなさんの熱意や志が強くあると思います。これから実際に事業化して壁にぶつかったとき、志を忘れずにがんばってください。
株式会社マザーハウス 取締役副社長 山崎 大拓氏
株式会社マザーハウス 取締役副社長 山崎 大拓氏
実は私たちもあるビジネスプランで賞をいただいて、“今”があります。本当にここからビジネスは始まります。賞をとれなかった方も今この場所にいるということがどれだけの価値があり、どれだけの可能性があるかを理解してほしい。これから先いくらでもチャレンジもできるし、チャンスもありますから頑張ってください。

審査委員長より総評

早稲田大学ビジネススクール教授、早稲田大学大学院商学研究科教授、日本ベンチャー学会副会長
早稲田大学ビジネススクール教授、早稲田大学大学院商学研究科教授、日本ベンチャー学会副会長
柳 孝一氏

230組の応募から、セミファイナルで30組、そしてファイナル10組として勝ち残ってきた中から本日3組が選ばれました。“賞”ですから断腸の思いで差をつけましたが、実際に事業化されたらどうなるかはわかりません。優秀賞の方が成功するかもしれませんし、そうでない方が大きな成功をするかもしれません。ベンチャーというのは最後はやってみないとわからないのです。優秀賞の3チームとも技術系というよりサービス系のプランでしたが、「ソニック・アイ」は本大会で唯一テクノロジー技術を生かしたプランで僅差で惜しい結果となりました。テクノロジーなしに世の中を変えることはできませんから、テクノロジーの視点をもっとがんばってほしいとエールを贈ります。 現在放送中のNHKの大河ドラマの登場人物、明治の若者は20歳代で世界を考え、日本を考え、そして日本を変えていきました。若者にはそういうエネルギーがあります。今の日本には閉塞感が漂っていますが、若い学生同士頑張っていただいて日本の社会をぜひ変えて欲しいと思います。

審査の様子

審査の様子

審査の様子

オーディエンスによる投票

自分の名前が書かれた投票箱を持ったファイナリストがステージ上に一列に並び、観覧者は10プランの内2つを選んで投票しました。投票してもらったファ イナリストと言葉を交わしたり、握手をしたり、思わぬ交流の場となりました。

審査の様子

審査の様子

審査の様子

入賞者発表&表彰

優秀賞、オーディエンス賞(ダブル受賞)

オーディエンス賞

●“逆転新発想!【日本→中国】の人材輸出~美容業界編~”
同志社大学 木元 仁玉さん 
きっかけは中国に留学したときにパラパラとめくった雑誌。日本のヘアデザイナーが中国で大活躍する姿を見て「これだ!」と思った。成長著しい中国という巨大マーケットをビジネスの場として提案し、日本人の確かな“美容技術”と細やかな仕事振りこそ世界に広めるべきと、“美容技術”を輸出するというユニークな発想。ファイナリストのビジネスプランの中で、グローバル性、成長性、着眼点の素晴らしさは際立っていた。
●受賞インタビュー
司会「オーディエンス賞と優秀賞とねこそぎもっていきましたね?」
木元「応援の友達を呼べなかったので無理だと思っていました。とってもうれしいです。」
司会「勝因は?」
木元「発表が一番目だったところ・・」(会場爆笑)
司会「勝因は?(再度確認!)」
木元「やはり私の熱い思いと絶え間ない努力です!」

優秀賞

優秀賞

●“伝統師をプロデュース!「なでしこキッズ」”
慶應義塾大学 矢島 里佳さん
きっかけは「TVチャンピオン」の優勝経験。週に1回は大学へ着物で登校するという姿勢は学生ながらも日本の伝統文化継承第一人者と言える存在だ。日本の伝統産業に着目し、日本人が古来より持ち合わせている伝統文化や産業の感性を子供たちに伝えていくことを目的としたプラン。ただ「良いもの」というだけでは売れない時代だからこそ、日本の伝統文化と子供の教育を結びつけるという新しい発想で社会への貢献度も高いビジネス。
●受賞インタビュー
司会「TVチャンピオン優勝とどちらがうれしいですか?」
矢島「非常に難しい質問だと思います。種類の違う喜びを得ることができました。」
司会「(絶妙な回答に)おそらくこの方はビジネスで成功されると思います。」
矢島「賞をいただいたからには日本の伝統産業を盛り上げることと、教育を見直し、日本人みんなで子供を育てていけるような社会にしていきたいです。」

優秀賞

●“東京廃校再生「六本木ベジ&フルーツ」”
慶應義塾大学大学院 八木田 寛之さん
「東京に住みたいけど職がない」といった若者の雇用にも目を向け、港区の廃校を利用して農業技術者を育成し、さらに育てた野菜を販売することで収益を得る。社会人経験もあるメンバーを交えた効果もあり、既にビジネスとしての骨格が出来上がったパーフェクトなプランを提案。農家の高齢化、雇用、食の安全と食料自給率アップと日本が抱える問題の数々をメンバーが各々の人生経験を生かしてビジネスへと展開させた。
●受賞インタビュー
司会「勝因は?」
八木田「見たとおりのおじさんパワー!」(会場爆笑)
司会「リサーチが非常にすばらしかったですね。」
八木田「社会人が大勢いるグループだからこそ、行動するしかない。行動したことを評価していただけたと思います。」
最後に一言!「お父さん、お母さん、ありがとう!」(ベタな言葉に会場爆笑)

結果発表

結果発表

学生起業家選手権発の起業家ステージ

審査の結果を待つ間、過去の優秀賞受賞者の「今」を聞くインタビューが行われました。ゲストは、平成18年度優秀賞受賞の株式会社ボーダーヒル境一志さんと平成20年度優秀賞受賞の株式会社大学スポーツチャンネル 細川皓司さん。学生起業家選手権を経て起業家として活躍する二人の姿はファイナリストだけでなく、会場に多数 かけつけた起業を目指す全ての人々が未来の自分の姿を重なり合わせ、起業への思いをさらに力強くさせるステージとなりました。

交流会

交流会

交流会

決勝大会終了後、会場を移し、ファイナリスト、セミファイナリスト、オーディエンスによる交流会は会場いっぱいに人があふれる大盛況となりました。乾杯の音頭は株式会社セプテーニ 代表取締役社長 佐藤光紀氏。10年前、若い身での起業に周りからは反対の声が多かったが、“ブレナイ志”と“信念”をしっかり持ち続け、実行力とパッションで成功した、と自身の経験を語ってくれました。乾杯後は、名刺交換会の始まりです。ファイナリストだけでなく、セミファイナリストや起業に興味のあるオーディエンスの方々も審査員や起業家からたくさんのアドバイスを受けていました。また、ファイナリスト3組は受賞の喜びをそれぞれ語り、大会後の緊張から開放されたファイナリストの口から思わぬ暴露話が多発で盛り上がりました。最後は主催者から受賞者への期待の言葉でお開きとなりました。

交流会

交流会

交流会

交流会

ページの先頭へ戻る